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探る


 僕はポートレートが好きです。ポートレートってなかなか仕事にはなりませんが人とコミュニケーションを取りながら撮影できるポートレートが好きです。おそらく多くの人もそうだと思います。

可能であれば、撮影に入る前になるべく沢山の話をしながら表情、タイミング、角度など観察します。そう、『探り』を入れるわけです。自分も知らない顔ってあるものですから。ライティング、シュチュエーション等もその人の雰囲気などを見て、想像してなるべく多くのものを考えておきます。それにバシッとハマって、なおモデルの方にも気に入っていただけたら言うことありません。あらかじめ収集した情報と、被写体の方に技術とセンスで応えるのが僕の仕事ですから。

人はナマモノです。そして自然にも似ています。撮るのが難しいです。でも面白い。

一瞬の表情が記録される。スチールの面白さってやはりここですね。

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