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創る


よくグラフィックデザイナーの方は『自然光のように』と言われます。そう、『自然光』で撮影された写真のように撮って下さい、って意味です。

さて、何故そんな風に言うのでしょうか?答えはやっぱり、『ライティングがわざとらしい』ってことです。いかにもスタジオライティング...って感じは嫌われるのでしょうか。でもそれって、いやゆるライティングが熟れていないってことだと思うんです。

僕は創り込むことが好きです。物撮りの時なんて結構創り込みます。上の写真は女性が部屋で時計を外して部屋の片隅に置いたイメージ。勿論こんな不安定な置き方はしないでしょうが、商品撮影なのでしっかり見せなければならず、そこらへんは大目に見て下さい。でも光源はストロボ。100%スタジオライティングです。どうですか?ライティングって捨てたものでもないでしょう?

今、デジタルカメラの高感度性能はかなり高くなってきています。大抵の状況での自然光撮影は可能になりました。でも僕は可能な限りライティングします。勿論ロケーションの場合、その場の雰囲気を最大限生かしたやり方は考えます。何もしないで撮るよりは、何かして撮った方がより良い結果になると判断した時は何かします。光が無ければ創ります。それも仕事ですから。

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