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イメージって言ったって...

商業写真においてたまに出てくる言葉に『イメージカット』というのがあります。

イメージ→感じ、印象→ある物事について抱く全体的な感じや、心の中に思い描くこと(デジタル大辞泉より)イメージの意味ってだいたいこんな感じです。ですから写真には撮る人が心に思い描く世界観なんかが現れていたりすることが理想です。例えばこの写真。『休憩時間にちょっとコーヒーでも...』昼間の室内、午後のひと時..なんて設定です。ところがこのイメージ、聞くと考えていない人がほとんどです(おそらくフォトグラファーの皆さんは考えられているはずですが)。

以前、試しに『さて、どんなイメージにしたいですか?昼?夕方?どんな気持ちなのかな?』なんて質問したことがあります。すると、『え?なんで??』一緒に考えてもらおうと思っただけなのに。。きっとこんなこと聞くから僕は嫌われるんですね。これ、画創りの大事なことなんです。ほら、光の感じや色だって、時間帯では全然違う。その表現方法で、観る人にまた想像させるような写真がイメージ写真だと思うんですが...。要は観る人に考える時間を与えることができる写真。まだまだ奥が深いです。

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